この６月で、私の同い年の従兄弟が北海道の上富良野町にペンションを開設して、約１年が経過しました。
そのホームページは、いつも美しい現地の写真をタイトルページや日記に載せて頻繁に更新されており、目を楽しませてくれるので３日に一度は覗いてしまいます。

ペンション　風の道

私はこれでも結構北海道好きの方で、これまでに４度同地を訪れています。うち３回は社会人になってからです。医師の仕事をしているとなかなか長期休暇というのが取りづらく、旅行に行く機会はあまり多くありません。ましてや同じ土地を何度も旅するという事は滅多になく、私にとっては北海道がその数少ない例外となっています。

日本離れした広々とした大地、きれいな風景、のどかな牧場、美味しい食べ物、それでいて俗っぽさがあまりない観光地。私が学生時代を過ごした京都とは対極の場所ですね。現地の人々も暖かく旅人を迎えてくれるという印象が強く、個人的には北海道は日本で一番旅するに値する地域だと思っています。

開陽台でキャンプした事などもありましたが、「とほ宿」などのユース形式の宿を利用するのが好きです。霧多布の「きりたっぷ里」でたっぷり寿司に舌鼓を打ち、羅臼の「赤い屋根」では格安料金に反比例した食事に驚き、同じく羅臼の「とおまわり」ではあまりの食事量に食い倒れ、サロマ湖の「船長の家」ではカニ料理を満喫しました。
・・・って、食べ物の事ばっかりですね。

残念ながらなかなか時間が取れず、「風の道」にもまだお邪魔する事が出来ていません。ですが、美瑛・富良野の美しい風景は記憶に残っていますし、いずれ是非子供達に見せてやりたいと思っています。

ただ、医療ニュースを色々眺めていると、日本で最も医療崩壊が進んでいるのが東北と北海道であるようです。「観光にはとても良い所だけど、住むのにはちょっと・・・」と躊躇われるのが残念です。もうすぐ争われる参院選の争点の一つに、今後の医療政策をどうするかが上がっているようですので、良い方向に向かうと良いのですが。

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