<清水おかべクリニック>
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昨年11月に開業して早2ヶ月半。
幸い大きなトラブルもなく無事に年を越す事が出来、日々の診療にもリズムが出てきました。
勤務医から開業医へと変わって、戸惑う事もいろいろとありました。
その中の一つに、「診療のスタイルの違い」という物があります。
同じ科であっても、病院の勤務医と医院の開業医とでは、診療のスタイル、方向性という物がかなり異なっています。
それは、各医療施設の役割分担の違いや設備の違いなどもあって、異なって当然の物ではあるのです。
がしかし、自分で開業医として診療してみて、改めて現状の両者の違いの大きさを認識させられました。
詳細は書きにくい事なのでこの場では述べません。
この「違い」の発生原因は、今の医療保険制度にもあるのではないか、と思っているとだけ記させて頂きます。
私は何度も自分に問いかけを行いました。「診療方針をどうするべきか? 郷に入れば郷に従え、とも言う。自分も勤務医時代のスタイルを変えていくべきなのか?」と。
悩んだあげくに、私は敬愛する先輩開業医の先生お二人に以上の考えをぶつけてみました。するとお二人共に同じようなアドバイスをして下さいました。
「自分が正しいと思った事を堂々とやれば良い。
それが本当に良い物であれば、患者さんはついて来てくれるよ。」と。
未だに迷いがスッキリ解消した、とは言えません。
が、先輩先生方の言葉を聞いて、やはり自分で「ごあいさつ」に記した初心を忘れるべきではない、と思い起こしました。
勤務医時代とは違って病院というバックアップはありませんが、来てくれる患者さん達に出来る限り良質の医療を提供すべく、努めていきます。
医療のプロフェッショナルとして悔いのない人生を送る為にも、どういった治療を提示すれば患者さんにとって一番良いのか、という自分に対する問いかけをこれからも続けて行きたいと思います。
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